イオンモール休業で、ステーキ「ハドウス」破産。ステーキ離れで債務超過だった。

 イオンモールなどでステーキ「ハドウス」を運営する株式会社日商丸小(本社:岐阜県可児市、社長:岸 克久)が4月16日、岐阜地裁に破産を申請した、と東京商工リサーチが発表した。負債は現在調査中だが、数億円にのぼる見通し。

  1968年1月創業。「ハドウス」、「オールデイズ」の店名で音楽ライブのあるステーキレストランを6店舗、経営していた。イオンモールの名古屋・熱田、名古屋みなと、埼玉・レイクタウン、守口・大日、さいたま・浦和美園、岐阜・各務原で展開していた。ピーク時の2009年10月期には売上高約6億6千万円をあげていた。

 しかし、近年はいきなりステーキなど競合激化で売上低迷、店舗閉鎖も行い、19年10月期は売上高約3億8800万円まで減少。債務超過に陥っていた。こうしたなか、新型コロナウイルスの影響で商業施設の休業が相次ぎ、資金繰りも限界に達した。

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取材・執筆 : 加藤一 2020年5月8日

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