【まとめ記事】2013年の外食産業を振り返る。パンケーキ、アベノミクスからメニュー偽造事件まで。

 第二次安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」の効果によって、日本経済が好調に推移した2013年。外食も景気浮揚を背景に全般に好調で、年末の忘年会も久々に活況を呈している。しかし、一流ホテルや百貨店を巻き込んだメニュー偽装事件のような、業界の信頼を揺るがす問題も起こった。商業施設では「グランフロント大阪」オープンと、その中でも「近大マグロ」の長蛇の行列が目を引いた。また、原宿を中心にパンケーキが大いに盛り上がり空前のブームとなった。(5回シリーズ)

●パンケーキが空前の大ブーム!郊外型喫茶も台頭。朝食がトレンドに。
2013年の外食を振り返る。~パンケーキ、アベノミクスからメニュー偽装事件まで。(5-1)
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幅広い年齢層を集める「エッグスンシングス」湘南江の島店。

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「うめきた」再開発地区の核となる「グランフロント大阪」。開業1ヶ月で761万人が訪れた。

●アベノミクスで「プチ贅沢」広がる。スシロー「吟味ネタ」、ジョナサン「フォアグラ」乗せステーキ。
2013年の外食を振り返る。~パンケーキ、アベノミクスからメニュー偽装事件まで(5-3)

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12月12日に投入された「ジョナサン」の冬メニュー、「フォアグラ&フィレステーキ トリュフソース」(1564円)。2つの珍味を使った2013年を象徴する「プチ贅沢」メニューだ。


●「和食」がユネスコ無形文化遺産に。海外へのアピール度抜群!国内では低価格ピザ普及も。

2013年の外食を振り返る。~パンケーキ、アベノミクスからメニュー偽装事件まで。(5-4)

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おせちは日本人の生活に密着した正月の伝統食。「和食」が世界無形文化遺産に登録された背景には日本人が伝統的な食文化を今まで保持してきたことが評価された。


●外食の信頼を揺るがしたホテル・百貨店のメニュー偽装。店員の不衛生な写真ネット投稿も頻発。

2013年の外食を振り返る。~パンケーキ、アベノミクスからメニュー偽装事件まで(5-5)

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「奈良 万葉若草の宿 三笠」。メニュー偽装の返金は7万人に4億円と高く付いた。消費者庁より景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして再発防止の措置命令を受けている。


取材・執筆 : 長浜淳之介 2013年12月29日

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