客単価アップの新定番。仙台の酒場で広がる「いい茶こ」の実力

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【記事のポイント】
●「いい茶こ」が東北でも導入拡大中
●"なか"をおかわりする、目新しい飲用体験
●合わせる食事を選ばず、客単価アップにもつながる実用性

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三陸沖で採れた新鮮な魚介や牛タン、そして出汁の旨みを活かした料理。素材の持ち味を引き立てる食文化が根付く仙台では、料理に寄り添う"飲みやすさ"と"バランス"がドリンク選びの重要なポイントとなる。

そんな仙台の外食シーンで、いま注目されはじめているのが「いい茶こ」だ。

本格麦焼酎「いいちこ」と佐賀の銘茶「うれしの茶」の"香り"と"うまみ"がまろやかに調和した、まぁるいおいしさの緑茶ハイ。料理の味を邪魔せず、むしろ引き立てる味わいが特徴だ。

仙台の人たちにとっては目新しい"なか"をおかわりするスタイルは、"おかわりが計算できる"という飲食店側のニーズにも合致する。

今回は、仙台市内で「いい茶こ」を採用し、手応えと反響を得ている飲食店を取材した。この街ならではの食文化の中で、「いい茶こ」がどのように受け入れられているのかを探る。

■かき小屋ほや小屋 まぼ屋 ヨドバシ仙台店(仙台市宮城野区)

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「かき小屋ほや小屋 まぼ屋 ヨドバシ仙台店」

仙台駅東口に隣接する「ヨドバシ仙台第1ビル」1階。「オイシイもの横丁」内にある「かき小屋ほや小屋 まぼ屋 ヨドバシ仙台店」は、文字通り宮城県産の新鮮な牡蠣とホヤが楽しめる人気店だ。

宮城が誇るべき唯一無二の食材・ほやをより多くの人に伝えるべく誕生した「かき小屋ほや小屋 まぼ屋」では、生で食されることの多いほやを様々な調理法で提供している。

また、同店を運営する株式会社 飛梅は、2011年3月に発生した東日本大震災を機に東京へ進出。系列の「かき小屋 飛梅 神田西口店」での反響を受けて、仙台でも「いい茶こ」採用を決めた。

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松野マネージャー

「意外と言ったら失礼かもしれませんが、いい茶こは、比較的若い年齢層のお客様にも人気です。いいちこに親しみのある方は「ほやの刺身」や「生牡蠣」と合わせて飲みますが、若い方は「ほやの唐揚げ」や「大粒かきフライ」と一緒に楽しむ方が多いように感じます。」そう話すのは、エリアマネージャーの松野愛彦さん(以下、松野マネージャー)だ。

仙台駅と隣接する建物という立地もあり、「かき小屋ほや小屋 まぼ屋 ヨドバシ仙台店」には、地元の方から観光客まで幅広い層の人たちが訪れる。

「かわいらしいマドラーや、この地域では珍しいおかわりスタイルが受けているのでしょう。みなさん楽しんでいるように感じます。」(松野マネージャー)

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「かき小屋ほや小屋 まぼ屋 ヨドバシ仙台店」で「いい茶こ」が人気の理由は、他にもあるようだ。それはスタッフとお客様との丁寧なコミュニケーションにある。

「よくかき混ぜると、ティーパックから緑茶の旨みや香りが出てきますよ。」、「おかわりの際には"なか"を追加するので、飲むほどにお得になりますよ。」、こうしたさりげない声掛けがお客様の興味を引き、おかわりに繋がっている。

楽しんでおかわりを繰り返す人が増え、客単価向上につながっている実感もあるという。自然と"もう一杯"を生み出すドリンクとして手応えを感じているようだ。

「おかげさまで良い反応をいただいていますし、系列店での提供開始も検討中です。いい茶こが仙台でも浸透するのは時間の問題だと思いますよ。」(松野マネージャー)

■おさかなセンター イチノイチ(仙台市青葉区)

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「おさかなセンター イチノイチ」

心地よい風が吹き抜けるお洒落なテラス席。趣のある大衆酒場。仙台駅より徒歩4分の場所にある「おさかなセンター イチノイチ」は、2つの表情を持つ寿司居酒屋だ。

寿司居酒屋ならではの「あて寿司」。一貫から注文できる「握り」。宮城県産の豊富な魚介を使った料理は、お酒を飲まず食事だけを楽しむ人も多い。

訪れる客層も20代〜60代以上と幅広く、男女比もほぼ半々。バランスの取れた客層が特徴だ。
菅原充エリアマネージャー(以下、菅原マネージャー)は、来店する幅広い層から「いい茶こ」が選ばれている理由は「味」にあると断言する。

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菅原マネージャー

「まず、絶対に食事に合うという安心感がありますよね。日本人の大人で緑茶が苦手な人ってほぼいないじゃないですか。うれしの茶がまた、香りも味も抜群なんです。いいちこも飲みやすくて美味しい。飲み疲れすることもなく、長い時間飲み続けられるのもいいですね。」(菅原マネージャー)

"合わせる料理を選ばない"という「いい茶こ」の強みは、出数にも表れている。圧倒的な人気を誇る「日本酒」。そして「ビール」「ウイスキーハイボール」に次いで、「おさかなセンター イチノイチ」では「お茶ハイ」が人気だという。

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「もともとお茶ハイは人気がありました。ただ、抹茶ハイの次はウーロンハイ、その次はコーンひげ茶ハイというように、色々なお茶ハイを順々に飲んでいる方が多いイメージでした。いい茶こは、"なか"をおかわりする度に味が変わるのが面白いですよね。1階で何杯飲めるのだろうっていう楽しみもある。

まさに仙台の酒場にはあまりなかった、新感覚のドリンクです。

これが美味しくなければ一過性のもので終わるけど、いい茶こは間違いなく美味しいから、提供するお店が増えていくでしょうね。早めに始めておいてよかったと思っています。今後、同様の動きは広がっていくのではないでしょうか。」(菅原マネージャー)

■焼売とおでん ちづる(仙台市青葉区)

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「焼売とおでん ちづる」

東北地方最大級の繁華街・国分町の中にある「焼酎とおでん ちづる」は、2026年1月にリニューアルしたばかりの新しい店だ。

より大衆的に、より日常使いできる店になるため、看板メニューに据えたのは、たっぷりの肉汁がつまった焼売。そして、よく出汁が香るおでんだ。

丁寧かつフレンドリーな接客も好評で、店を訪れる客の年齢層も幅広い。仙台を中心にドミナント展開する企業の新業態として、同業者からも注目を集めている。

「焼売とおでん ちづる」店長の遠藤真吾さん(以下、遠藤店長)は、リニューアルオープンして間もない3月に「いい茶こ」のことを知り、即採用を決めた。

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遠藤店長

「私自身も含めて、若い世代は本格焼酎を飲まない人が多い。でもそれは、飲むきっかけがないからだと思うんです。

いい茶こはネーミングもキャッチーだし、"なか"をおかわりするスタイルで、おかわりするごとに味が変わる面白さもある。直感的にこれはハマると思いました!」(遠藤店長)

日常的に本格焼酎を飲む層に、「いい茶こ」はすぐに浸透した。そして、本格焼酎を飲まない若い層が選び始めるのにも時間はかからなかった。

「若い常連さんにおすすめしたら、最初は『麦焼酎かぁ』という反応でした。でも飲んでみたら、飲みやすさと美味しさにびっくりしていました。専用マドラーも気に入ったようで、今では来店する度に飲んでくれています。」(遠藤店長)

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遠藤店長の狙い通り、「焼酎とおでん ちづる」における「いい茶こ」の人気ぶりは目を見張るものがある。それまでお茶ハイカテゴリーを代表するメニューだった「凍頂ウーロンハイ」の出数を大きく上回るようになり、今では「ビール」「ウイスキーハイボール」「レモンサワー」に次ぐ売上を記録している。

「いい茶こは、合わせる料理を選びません。オペレーションも楽だし、確実におかわりが計算できるのもすごくいい。導入のハードルも低く、どんな業態でもすぐに売上につながる可能性があると思います。仙台でも、今後扱うお店が増えていくでしょうね。」(遠藤店長)

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今回取材した仙台の3店舗が、「いい茶こ」について共通して挙げているストロングポイントが3つある。

・合わせる食事を選ばない汎用性
・"なか"をおかわりするスタイルの面白み
・数字に表れた客単価向上の実績

杜の都・仙台で「いい茶こ」を扱う店が増えれば、自然と東北地方全域で「いい茶こ」が飲める店が増えていくのは時間の問題だろう。

実際に導入した店舗で、客単価向上やおかわりの定着といった成果が出ていることも好材料となるはずだ。

次にこの流れをつくるのは、あなたの店かもしれない。

<取材店舗>
「かき小屋ほや小屋 まぼ屋 ヨドバシ仙台店」
宮城県仙台市宮城野区榴岡1丁目3-1 ヨドバシ仙台第1ビル1階オイシイもの横丁内
TEL:022-781-8242

「おさかなセンター イチノイチ」
宮城県仙台市青葉区中央1丁目1−5 1階・2階
TEL:022-226-8183

「焼売とおでん ちづる」
宮城県仙台市青葉区国分町2丁目11-11 パーキングスクエアチマツシマビル1階
TEL:022-796-8190

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取材・執筆 : 南原卓也 2026年4月29日

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