顧客が飲食店に望むことは、おいしいものを安価で提供することだとされる。ところが、名物のジャンボ唐揚げをはじめ料理が評判でしかも安い、居酒屋「腹八分目」と「海峡」を展開する海峡が倒産。最高の素材を使って1000円以内で提供するコンセプトの、ミシュランガイド掲載ラーメン店「勝本」「銀座 八五」の勝本も倒産した。両店に共通するのは、顧客を喜ばせたいあまりに陥った過剰サービスだ。
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中堅外食企業の倒産が増加中。協力金では足りず、生き残れない。
21年上半期、飲食倒産件数21%も減った。でも、居酒屋は7%しか減ってない。