【外食市場26年4月】108%と好調続く 節約続き、勝ち残れるのは大手のみか

社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:椋本 充士)による協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査。外食全体の売上は前年比108.0%と好調が続いている。

一方、街角景気では、26年4月は34.6ポイントで、 3月から3.8ポイント下がり、2ヶ月連続の下げとなった。日本フードサービス協会に属する企業は中・大手であり、小規模・個人店の多い街角景気調査との乖離がある。物価高騰による節約志向の中で、バイイングパワーの強い大手が勝つ構造となってきた。

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4月は、上中旬を中心に客数が伸び悩むところもあったが、春休みや大型連休に合わせた各種キャンペーンの好評や、全国的に天候が安定し気温が上昇したことで、外食全体の売上は前年比108.0%となった。物価高による節約志向で客数の伸び悩みが懸念される中で、FFなどの低価格業態の好調が続き、期間限定商品の投入や各種キャンペーン、CMの強化等で健闘している。

ファーストフード業態の全体売上は109.6%となった。 「洋風」は、春休みに合わせたお得なメニューによる集客増、新商品の投入などが奏功し、108.4%となった。「和風」は、新メニューや人気メニューの好調に加え前年の異物混入事故の反動増もあり、売上121.5%となった。「麺類」は、低価格業態の堅調な推移と、人気アニメとのコラボ、新しいコンセプトの新メニュー投入などで、売上108.7%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、一部ではデリバリー価格キャンペーンで集客増がみられたが、全体的には客数減となり、売上99.6%。「その他」は、「アイスクリーム」の人気キャラクターとのコラボなどが好評で、売上は105.5%となった。 

ファミリーレストラン業態の全体売上は106.5%となった。 「洋風」は、大型連休に合わせた人気キャラクターとのコラボキャンペーンや、引き続く低価格業態の好調で、売上108.1%。「和風」は、客数がやや弱い状況が続いているが、客単価上昇に支えられて売上104.8%。「中華」は、店舗増などで売上101.5%。「焼き肉」は、春休み需要が堅調に推移、予約サイトの来店直前予約サービスを活用しているところもあり、売上は108.7%となった。 

パブ・居酒屋の飲酒業態は、歓送迎会需要が一服し、宴会の予約状況は各社まちまちだが、低価格ランチの導入や、ピーク時間帯の前に団体予約を受け入れるなど集客に工夫するところもあり、「パブ・居酒屋」の売上は103.1%となった。 

ディナーレストラン業態は、中東情勢が先行き不透明の中、法人宴会が低調なところ、和食の食べ放題業態が堅調なところなど、状況は各社まちまちだが、全体の売上は105.8%となった。インバウンド需要は中国以外の国・地域からの訪日客でカバーできたところ、逆に落ち込んだところと、まちまちであったが、国内客の増加もあって全体の客数は104.1%。 

喫茶業態は、店舗によって明暗が分かれるが、おおむね好天時の集客堅調と客単価上昇で、売上は104.2%となった。

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取材・執筆 : フードリンクニュース編集局 2026年5月26日

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