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丸亀製麺、海外で300店舗超え。トリドールグループでは900店舗、目標は28年3000店舗。
トリドール、英国のピザ&ギリシャ料理99店舗を子会社化。店内で粉から作るのは丸亀製麺と同じ。
トリドール「丸亀製麺」、ロッテグループと韓国でのマスターFC契約。25年にソウル市内に1号店。
売上収益は2,682億28百万円(前期比15.6%増)と過去最高。営業利益は182億5百万円(27.4%増)と過去最高。経常利益は減損損失は80億66百万円を計上し、86億74百万円(23.8%減)の減益となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は18億74百万円(65.7%減)と減益となった。
「丸亀製麺」は、売上収益1,281億42百万円(11.6%増)と過去最高、セグメント利益も過去最高の208億96百万円(13.9%増)。コナズ珈琲、ずんどう屋など「国内その他」は、売上収益354億12百万円(24.4%増)と過去最高となったが、出店費用の増加でセグメント利益は44億47百万円(0.1%減)と横ばい。
「海外事業」は、ピザ&ギリシャ業態のFulham Shore社の通期寄与もあり、売上収益は過去最高の1,046億74百万円(18.1%増)となったが、セグメント利益は25億24百万円(7.3%減)と減益となった。香港の米線を使用したファストカジュアルレストランチェーン「TamJai」「SamGor」が、収益性の低いデリバリー構成比率の上昇とデリバリーの値引き競争の激化により、収益性が悪化した。Fulham Shore社では、英国の人件費の上昇や消費環境の悪化で苦戦した。また、業績不振が続く丸亀英国事業をローカル外食企業に25年3月31日付けで売却し、フランチャイズ化した。
海外での来期26年3月期目標は、売上1,060億円(1.3%増)、セグメント利益36億円(42.6%増)。利益率では、国内の丸亀製麺16.1%に対し、海外はわずか3.4%。売上を求めず、先ずは利益体質に変える。

21年7月に「丸亀製麺」を英国・ロンドンに初出店した。