あさくま、営業利益を2.5億下方修正。サラダバー45品目で売上は好調だが、コスト高にやられる。

 株式会社あさくま( 本社:名古屋市天白区、代表取締役:廣田 陽一)が、2025年1月期通期の営業利益の予想を2億59百万円下方修正した。

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 修正予想では、売上高85億70百万円から86億71百万円に1億円上げたが、営業利益は4億31百万円から1億72百万円に2億59百万円下げた。前年実績は売上高 61億1百万円、営業利益1億74百万円。売上は伸びたが、利益は前年並となっている。

 2~12月売上高は、サラダバー45品目作戦などで、既存店116.5%、全店122.4%と好調だが、原材料価格やエネルギー価格、人件費など「あらゆるコストが想定を上回った」ことで、今回の下方修正に至った。

 「やっぱりあさくま」など周辺業態を展開していた子会社、株式会社あさくまサクセッション(代表取締役:片岡 正俊)は債務超過となり、11月13日付であさくまが吸収合併している。

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取材・執筆 : 安田正明 2025年1月20日

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