スタバ、霧島酒造の敷地内にコラボ施設。工場PRの新しいカタチ。

 スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口貴文)と霧島酒造株式会社(本社:宮崎県都城市、代表取締役社長:江夏順行)が、両社共同のプロジェクトとして、宮崎県都城市の霧島酒造本社増設工場北側の敷地内に、初のコラボレーション施設(名称未定)を2026年春にオープンさせる。

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 施設は都城市を代表する霧島山や沖水川を見渡せる場所にあり、スターバックスのドライブスルーを併設した店舗、霧島酒造の直営ショップ、植物園で構成。また、スターバックス店舗とショップからガラス越しに植物園を見ることができる開放的な空間となる。屋外には、霧島山と沖水川を望める屋上庭園や芝生のエリアを設ける。

 さらに、環境に配慮した活動を複数取り入れる。霧島酒造は、植物園の中で焼酎を製造する過程で発生する「蒸留温排水」の温熱を冬場の暖房として活用するほか、施設で利用する電力は、焼酎粕や芋くずから生成したバイオガスを電気に変換してつくられる「サツマイモ発電」100%での運用を計画している。またスターバックスは、本店舗の設計・建築を全国101店舗(2023年12月時点)へと広がる環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」(スターバックスと世界自然保護基金WWFとが共同策定したもの)のもと進め、「グリーナーストア」の認証取得を予定している。

 両社は、施設構想を考える段階から手を携え、スターバックスと霧島酒造の双方の魅力を存分に楽しめる施設となる。

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■建設場所: 霧島酒造 本社増設工場北側(宮崎県都城市下川東4丁目)
■建物構造: 鉄骨造 1階建て
■敷地面積: 4,685㎡
■延べ床面積: 703㎡

取材・執筆 : 安田正明 2024年7月25日

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