「赤から」甲羅、雇調金の不正受給が発覚。創業家社長は退任。

 「赤から」を展開する株式会社甲羅(本社:愛知県豊橋市)が、コロナ禍の雇用調整助成金を約2年にわたり不正受給したとして、4月に行政処分を受けていた。中日新聞が報じた。

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 2020年4月〜22年3月、従業員の勤務シフトを改ざんして助成金を過大請求。23年2月に社内調査で発覚し、国側に自主申告。不正受給分は既に返還したという。愛知労働局はこの処分を公表していない。

 この責任を取る形で、創業者の鈴木勇一氏の長男である社長の鈴木雅貴氏が6月1日付けで辞任し、坂元正明氏が就任した。同社HPによると23年3月期売上高は125.8億円。

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取材・執筆 : 安田正明 2023年6月26日

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