ラーメンチェーンの株式会社一蘭(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:吉冨 学)が、カップ麺の小売価格を拘束していた問題で、5月19日に一蘭が提出した再発防止の約束が公正取引委員会で認められた。
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一蘭がカップ麺を希望小売価格で販売するよう小売店に強制していた疑いで、公正取引委員会が独禁法違反容疑で同社を調査していることが3月29日に発覚した。これは「再販売価格の拘束」に当たり、消費者にとり商品を安く購入する機会が奪われることになるとして独禁法違反とされる。
同社は2021年2月に初となるカップ麺「一蘭 とんこつ」490円(税込)をエースコック製造で発売したところ、累計で700万食を超える出荷でヒット商品となった。価格を拘束する行為を取りやめると新聞広告で周知させ、従業員への定期研修などが再発防止計画に含まれている。
2021年12月期で売上154億円、純利益16億6千万円と好業績。
