幸楽苑、社員給与を2割カット。台風とコロナのダブルパンチ。

 株式会社幸楽苑ホールディングス(本社:福島県郡山市、代表取締役社長:新井田 昇) が新型コロナウイルスの影響による業績悪化の状況に鑑み、役員報酬の減額、社員給与の減額及び従業員の夏季賞与の不支給を発表した。

 会長、社長は月額報酬を50%減額し、他の役員も20~30%減額する。労働組合と協議し、社員も月額給与を20%減額、夏のボーナスも支給しない。期間は5~7月の3ヶ月間。資金繰りについては、現在取引先金融機関と追加の資金調達の協議が順調に進んでいるという。

 19年9月までの第2四半期までは好調だったが、10月に上陸した台風19号が引き起こした水害により郡山工場は操業停止し大幅な減収となり、台風とコロナの2重パンチに苦しめられた。

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取材・執筆 : 加藤一 2020年5月7日

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