顧客が行きにくいからこそ流行る、隠れ家繁盛店の極意。

 看板がない、もしくはあっても気づきにくい店、会員制、紹介制、予約制の店、住宅街の中に紛れている、あるいは人里離れた僻地にある店など、顧客にとって行きにくい、見つけにくい条件にもかかわらず、繁盛している店が増えている。そうした隠れ家繁盛店は、わざわざ行きにくい高い障壁をつくることによって、顧客の行ってみたい心理を煽り、集客効果を上げている。看板が大きく、誰でも入りやすくて、交通至便な場所こそが、飲食店にとってベストな立地とされるのに反しながらも、がっちりと良客をつかむ店の極意を、実例と共に紹介していきたい。(5回シリーズ)

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■"焼かない焼肉屋"「29ON」、クラウドファンディングで募集した会員権が即日完売。940万円集める。

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■ダイヤモンドダイニングが店づくりの原点に返るため出店した紹介制「焼鳥 しの田」、「土佐料理 桂浜」。

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■5000円のコースのみ、完全予約制ラーメン店「ゲンエイワガン」。来店回数で変わるラーメンの妙。

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■熊が出る奥多摩の山間部にある釜飯「なかい」の連日行列ができる理由。


取材・執筆 : 長浜淳之介 2016年11月17日

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