カラオケ事業を売却した大庄、赤字でも居酒屋事業を続けるのは、「隠れ財布」を持っているから


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 居酒屋大手の大庄がカラオケ事業43店舗を売却した。2020年8月期に63億円の最終赤字を計上しており、不採算部門の切り離しを意図してのことだろう。ただし、それで赤字を補填できるほどではない。ただ、ワタミやチムニーなど他の大手が居酒屋事業に見切りをつけている中で、大庄は、まだ余裕があるように見える。それを支えているのが「隠れ財布」の存在だ。

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取材・執筆 : 竹中裕司 2021年3月21日執筆

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