近畿圏で居酒屋の倒産がなぜ多い? 閉店→オープン→閉店という無限ループ


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天神橋筋商店街内にあった海鮮居酒屋跡地の空き店舗。昨夏閉店後、次が決まらずスケルトンに戻されていた。小規模店跡は比較的すぐに埋まるが、30坪以上になると、昨今は埋まりにくい傾向にある


 帝国データバンクによると、2020年の居酒屋経営業者の倒産(法的整理かつ負債1000万円以上)件数は189件。過去最多だった2019年の161件より17.4%増で、過去最多を更新。エリア別に見ると、近畿圏が最多の58 件(構成比 30.7%)。関東圏の57 件を上回った。この傾向は今に始まったことではなく、2006年以降、近畿圏の倒産件数が関東圏を上回り続けている。なぜか? その原因をデータと現地調査で探ってみた。

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取材・執筆 : 西尾明彦 2021年1月28日執筆

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