悪立地で坪月商30万円の繁盛店、コロナ後を見据えた戦略は?

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近くに銭湯があることに引っ掛け、店頭に風呂桶を置く。中に入っているのは、帰り際のお客にプレゼントをする入浴剤


 新型コロナウイルスによる外出自粛が飲食店経営に大きく影響し始めた3月。大手から個店まで売り上げが激減する中、「実は、3月は思ったほど売り上げは下がらなかった」と明かすのは、東京・中野区の居酒屋「ニューヨック中野」の店主、坂野善一氏(ヨックは同氏のニックネーム)。店はJR中野駅から徒歩10分ほどの、新井薬師参道沿いに立地する。駅からは距離があるが、中央線の主要駅のひとつ中野の利用客は、商業エリアである駅前よりもむしろ多くが同店周辺に住居を構える。14坪38席の店舗で月商400~450万円を売り上げていた同店だが、3月の売り上げも370〜380万円と健闘。外出自粛要請が出た後は、コロナ後を見据えて、お客との関係性作りに勤しむ。

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取材・執筆 : 大塚千春 2020年4月13日執筆

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