ロイヤルHD、介護・学童向けおやつ宅配「たびスル」を57億円で買収 コントラクト事業のための将来客?

 ロイヤルホールディングス株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:阿部 正孝)が、おやつ定期宅配サービス「たびスル」を運営するたびスル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:吉田 裕紀)の全株式を取得し、完全子会社化する。

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 たびスルは、介護施設・学童施設等に向けたおやつ定期宅配サービス「たびスル」等の運営を行っている。2021年設立。月額5千円から始められ、利用は1万拠点を超えたと同社HPにある。中小企業投資を行うWMパートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 :徳永 康雄)が運営するファンドが100%株式を所有しており、同ファンドから57億円で買収する。8月5日に譲渡実行済み。

 コントラクト事業のための将来顧客の獲得が目的のようだ。たびスルの業績は公開されてないが、ロイヤルHDの24年度決算での純利益は59億円であり、それに匹敵する価格で買収するほどの価値があるのだろうか。

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たびスルHP https://tabisul.co.jp/

取材・執筆 : 安田正明 2025年8月6日

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