ハイデイ日高【25年2月通期決算】、営業利益19%増。12月、値上げにもかかわらず、売上高・客数が単月過去最高。

 株式会社ハイデイ日高(本社:さいたま市大宮区、代表取締役社長:青野 敬成)が、2025年2月通期決算を発表。

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 売上高は過去最高の556億29百万円(前期比14.1%増)。売上高、客数はそれぞれ24か月連続、17か月連続で同月対比最高を記録した。特に12月は、値上げを実施したにもかかわらず、売上高・客数は単月として過去最高となった。また、家族連れの多いロードサイド店ではドリンクバーを設置し杏仁豆腐を販売したり、メディア関係者向けに「ちょい飲み」体験会を開催するなど、新規客の開拓に努めた。

 原価面では、天候不順による米、キャベツ等の生産・流通量減少に伴う価格高騰、豚肉などの食材購入価格の高止まりもあり、原価率は29.7%(前年は28.1%)となった。しかし、販売費及び一般管理費は、増収により、人件費の増加などのコスト上昇分を吸収し、対売上高比が60.4%(前年同期は62.4%)に低下した。この結果、利益面では過去最高額を更新し、営業利益は55億14百万円(18.9%増)、経常利益は56億52百万円(18.8%増)、当期純利益は40億92百万円(26.6%増)となった。

 この状況を踏まえ、29 年2月期で売上600億円という中期経営計画のを見直し、29 年2月期に750億円に上昇修正した。営業利益率10%の目標は現在も達成しているが、計画でも変えない。

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取材・執筆 : 安田正明 2025年4月14日

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