KFC買収は、米投資ファンド。コロワイドは敗れた模様。

 「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本KFCホールディングス株式会社(本社:横浜市西区、代表取締役社長:判治 孝之)の株式を35%所有する三菱商事株式会社が、全持ち株を米投資ファンドのカーライル・グループに売却する方向で最終調整に入った、と日経新聞が4月26日に報じた。

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 入札には、KFCと同じくみなとみらいに本社のある株式会社コロワイド(本社:横浜市西区、代表取締役社長:野尻 公平)も参加していたが、敗れたようだ。買収総額は1000億円となる。コロワイドの23年3月期売上高2208億円であり、KFCの同期売上高999億円。コロワイドにとり買収できれば、売上が一気に1.5倍となり、売上5000億円目標に一気に近づく案件だった。

 三菱商事からの正式発表は未だない。


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取材・執筆 : 安田正明 2024年4月30日

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