事業承継、個店は廃業、多店舗は社員承継を選ぶ。「第三者への承継」を考えるのは1割。

 事業承継は、1店舗運営者は「自分の代での廃業・清算を考えている」(33%)、2店舗以上運営者は「従業員など、社内人材への承継を考えている」(29%)と傾向が分かれた。「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代 真一)が10月にネット調査。296名が回答したが、但し88.1%が2店舗以内の運営。

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 現在の事業の後継者について聞いたところ、「まだ決まっていない」(40%)が最も多く、次いで「自分の代での廃業・清算を考えている」(28%)という結果。「まだ決めていない」の次に多かったのは1店舗運営では「自分の代での廃業・清算を考えている」(33%)、2店舗以上運営では「従業員など、社内人材への承継を考えている」(29%)と傾向が分かれ、2店舗以上運営している飲食店では、社内である程度後継者として目処のつく人がいるようだ。最近よく聞く、M&A業者を介するなど「第三者への承継を考えている」は1割程度で少ない。

 後継者に期待することについて聞いたところ、「お店の名前を残してほしい」(29%)、「従業員の雇用・待遇を守ってほしい」(28%)、「味・レシピを残して欲しい」(20%)という結果。

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取材・執筆 : 安田正明 2023年11月24日

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