JFLA、株主優待を休止。グループ内企業売却損で、23年4~6月で最終赤字2.7億。

 「どさん子」「ぢどり亭」などを展開し、東証スタンダードに上場する株式会社JFLAホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:檜垣 周作)が、株主優待を当面見送ると8月10日に発表している。

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 .2024年3月期第1Q(23年4~6月)決算で、売上高162億60百万円(13.8%減)、営業利益29百万円(前期は赤字61百万円)と営業黒字は確保したが、関係会社株式売却損などで最終2億69百万円の赤字となった。 傘下の食品卸、東洋商事株式会社を5月に株式会社小僧寿しに売却した。小僧寿しは、JFLAの子会社、株式会社アスラポートが 6.48%の株式を所有する。

 「財務体質の強化を進め、企業価値の向上を図っていくことが、株主の皆様の利益に資するものと考え、この度株主優待を当面見送りとさせていただくことといたしました」と説明している。業績上の理由だけでなく、株主優待を廃止する企業が増えているという。

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取材・執筆 : 安田正明 2023年8月18日

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