DD、出前館の「仕入館」に商品供給。加盟9万5千店舗を狙う。

 株式会社DDホールディングス(本社:東京都港区 代表取締役社長:松村 厚久)が、出前館が運営する仕入れ支援サービス「仕入館」で4月27日(水)より商品・サービス提供をスタートさせる。

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 出前館は、2014年より飲食店向け仕入れサービス「仕入館」を運営しており、加盟する中小飲食店を中心に包材や飲食店運営に必要な商材を販売している。DDは、2021年3月よりグループ以外の中小規模・個人経営の飲食店向けに仕入れ支援サービス「DDプラス」を運営している。両社は提携し、より一層多くの中小飲食店向けにサービスを拡大させる。

 DDプラスが産地契約した「顔の見える」青果をメインに、「グロサリー類」「水産品」「精肉」「酒類」などを、「仕入館」会員の飲食店に販売する。DDグループのマスメリットだけでなく、出前館加盟店からの利用が増えることによる更なる価格ダウンと価格安定化、対応カテゴリーの増加をもくろむ。

 配送は、今回の対応エリアである1都3県(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)では、年中無休配送の体制が既に整っており、前日24時までの発注で最短翌日午前中に納品できる。

 仕入館(通信販売事業)の売上は、22年8月期 第2Qで2億81百万円、コロナ禍で15.6%マイナスに止まっている。しかし、21年10月には出前館加盟店舗数が9万5千店舗を超え、仕入れのポテンシャルは高い。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年4月28日

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