吉野家、「生娘」発言の伊東常務を即日解任。新商品"親子丼"も謹慎。

 株式会社吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:河村 泰貴) が、「生娘をシャブ漬け戦略」と発言した伊東正明常務取締役を4月18日付けで解任したと発表した。

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 「本日(4月19日)以降、当社と同氏との契約関係は一切ございません。」ときっぱりと縁切りを表明。関連会社も含めて役員を対象にコンプライアンス研修を5月に開催し、コンプライアンス遵守の徹底に取り組む。

 講演で発言があったのは4月16日、メディアに取り上げられたのが4月18日。テレビのニュース・ワイドショーでも広く取り上げられ、事態収拾が急務となり即日の処分を行った。

 吉野家は10年かけて開発したという親子丼の新商品発表会を4月19日に予定していたが急遽中止した。タレントの藤田ニコルを起用するテレビCMも延期した。吉野家は当面、活動を謹慎せざるを得ず、業績への影響は必至。3月の既存店売上高は、11.9%増だったが。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年4月20日

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