スタバ、ティー特化2号店。500億で買収したブランドを捨て、既存店でコーヒー&ティー併売。

 スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口 貴文)が、「スターバックス コーヒー キラリナ京王吉祥寺店」をティーに特化したスターバックスとして9月30日(木)にリニューアルオープンさせる。

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 TEAVANA(ティバーナ)という茶葉ブランドを使ったティー特化1号店は、20年7月1日にオープンした「スターバックス コーヒー 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店」。抹茶やほうじ茶といった日本になじみ深いものに加えアール グレイやブラックティーなどのクラシックな茶葉を使ったティーラテやティーのフラペチーノは新しいティー文化の一つとして定着してきた。

 ティービバレッジのフラッグシップ店舗から商品開発や情報発信を行い、既存店でもコーヒーに並ぶ主力メニューとしてティーの提案を強化していくようだ。

 TEAVANAは2012年にスターバックスが6億2千万ドル(当時約500億円)で買収した米国のティーハウスチェーン。しかし、コーヒービジネスとは勝手が違ったのか、高額で買収したにもかかわらず2018年には全379店を閉鎖し、茶葉ブランドとしてのみ残している。

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ティー特化店で限定発売される『カシス レモン & アール グレイ ティー(ティーフロート)』 Tall ¥668(テイクアウト)/ ¥680(イートイン)


取材・執筆 : 加藤一 2021年9月24日

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