業務用スーパー「メトロ」、日本撤退。日本式卸売スタイル、ドイツを追い返す。

 業務用卸売り市場を展開するメトロ(本社:ドイツ デュッセルドルフ)が、日本法人であるメトロ キャッシュ アンド キャリー ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長: 大矢妙子)の事業撤退を決定したと8月5日に発表した。

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 東京近郊に10店舗を展開しているが、21年10月31日までに全事業を終了させる。事業の拡大および改善のために都心型小型店舗やデリバリー事業の加速化、プライベート・ブランドや直輸入食品の差別化商品の拡充、買収の可能性を探るなど様々な試みを行ってきたが、日本の卸売り市場は非常に細分化されており、競争も激しかったという。

 02年12月に1号店の千葉店(千葉市美浜区)を出店。日本進出から20年目の決断となった.


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取材・執筆 : 加藤一 2021年8月16日

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