国土交通省が、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店を支援するための緊急措置としてテイクアウトやテラス営業などのための道路占用許可基準の緩和措置を行ってきたが、その占用期間を3月31日までから、9月30日までに再延長する。
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地方公共団体又は関係団体(地元関係者の協議会、地方公共団体が支援する民間団体など)による一括占用の申請が必要で、個別店舗ごとの申請はできない。占用料は免除。1月19日現在で、全国の約150の自治体で特例措置の適用事例があり、占用許可件数は全国で約360件。
2020年11月にはこれを進化させて、オープンテラス等の施設を誘導するために指定された特例区域では、道路占用がより柔軟に認められる「歩行者利便増進道路(ほこみち)制度」が始まっている。現在は、御堂筋(大阪市)、三宮中央通り(神戸市)、大手前通り(姫路市)の3ヶ所が指定されている。
三宮中央通り(神戸市)の「ほこみち」