人手不足の日本、2020年の「おもてなし」はどうなる。

 "おもてなし"とは何か。2020年東京オリンピックの開催が決定し、全世界に発信されたその言葉は、日本のサービス精神を高らかに宣言したものだった。しかし、今の日本は厳しい状況だ。少子高齢化・人口減少に伴って人材確保の困難・生産年齢人口が減少し、労働力の安定的な確保を前提としたこれまでの外食産業のビジネスモデルが成り立たなくなった。

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 今、あの時に宣言した"おもてなし"は可能だろうか。日本全体で、労働に対する正しい価値観が問われている。常に時代の荒波の影響を真っ先に受けるのは外食だ。その時代の末端で、様々な外食企業がその方向性を模索している。外食業界は、労働現場において最も身近で、それ故に指摘されやすい立場にある。だからこそ今問いたい。2020年に世界に誇る日本の"おもてなし"とは何なのだろうか。

取材・執筆 : 酒井慎平 2018年6月14日

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