インバウンドは2012年から増加傾向を示し、2016年には2400万人を突破した。国別では中国、韓国、台湾の3カ国で65%を占めている。中でも急増の傾向を示しているのはムスリム(イスラム教徒)である。
ムスリムの人口は2014年、世界に16億人超、2030人には約22億人超と世界の人口の4分の1を占めると予想されている。また、イスラム諸国は平均年齢が若いというのも特徴だ。世界最多のイスラム教徒が居住するインドネシアを例にとれば、その平均年齢は28.2歳(2011年時点)。日本の平均年齢は約45歳である。これだけで有望であることが分かる。