赤字12億円に転落の老舗焼肉チェーン「安楽亭」。好調な焼肉分野で「ころんでしまった」のは、なぜ?


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 関東中心に焼肉店200店あまりを展開する株式会社安楽亭(本社:さいたま市、代表取締役:柳 先氏)が不振にあえいでいる。2021年3月期第3四半期は、売上高こそ吉野家から買収したアークミール分が上乗せとなり、前年同期比で66%のプラスとなったが、最終損益は12億円弱の赤字。通期でも最終赤字は避けられない見通しだ。コロナ禍で比較的好調と言われる焼肉業態だが、同社は完全に負け組となった。アークミール事業の不振が大きいが、それだけでない理由がある。


*「赤字40億円」の表現でしたが、12億円でした。お詫びして訂正します。

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取材・執筆 : 竹中裕司 2021年3月9日執筆

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