新潟の回転寿司チェーン、倒産。大手との競争に負ける。

 東京商工リサーチが、「ごちそう回転寿し栄助」を展開する株式会社創栄(本社:新潟県新発田市、代表:遠藤 一成)が1月15日、事業を停止したと発表した。負債総額は約8億円。

 「ごちそう回転寿し栄助」は、地元の新鮮な素材を生かした回転寿司店として、新潟県をはじめ山形県ほか近隣県において、ピーク時の2002年10月期には35店を出店し、約43億9000万円の売上高を計上した。しかし、各地に大手回転寿司チェーンの出店が相次ぐなか、やや高めの価格設定であったこともあり競争は激しさを増し、業績は下降線をたどっていた。

 不採算店の閉鎖を実施しながら改善を進めていたものの、業績回復はなかなか進まず、近年では店舗数を14店舗にまで減少し、売上も縮小。これまでの業績低迷から財務内容も悪化し、金融機関から返済猶予等の支援を受けていたが、これらも限界に達し今回の措置となった。

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「ごちそう回転寿し栄助」長井店(食べログより)

取材・執筆 : 加藤一 2019年1月18日執筆

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