吉野家事業は、ガスト・はなまる・吉野家共通「3社合同定期券」や次々投入した新商品により、既存店売上高2.7%増と前年を上回った。また、8月からPOSレジ入れ替えにより、交通系電子マネーへの対応が可能となった。売上高は763億32百万円と、昨対3.8%の増収。セグメント利益は、既存店売上高が堅調に推移し増収となったものの、原材料価格の高騰や人件費の増加等により21億53百万円と、昨対32.0%の減益となった。店舗数は、27店舗を出店し、19店舗を閉鎖した結果、1,208店舗。
はなまるうどん事業は、積極的な出店に伴う店舗数の増加で、売上高219億29百万円と、昨対7.6%の増収となった。既存店売上高が前年未達であったこと、人件費や物流コストが高騰したこと等の影響により、セグメント利益は6億76百万円と、昨対44.3%の減益となった。店舗数は、36店舗を出店し、8店舗を閉鎖した結果、507店舗。
ステーキどんやフォルクスのアークミール事業は、セグメント損失は7億40百万円と、昨対8億52百万円の減益。京樽事業もセグメント利益は、原材料価格の高騰等により1億33百万円と、昨対16.0%の減益。海外事業もセグメント利益5億86百万円と、昨対46.1%の減益。全ての事業で減益となった。


河村 泰貴 代表取締役社長(同社HPより)