【速報】串カツ田中、イタリアンファミレス「ピソラ」58店舗を完全子会社化 リードする「バンサン」を追う

株式会社串カツ田中ホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:坂本 壽男)が、イタリアンファミレス「ピソラ」を展開する株式会社ピソラ(本社:滋賀県草津市、代表取締役会長:廣瀨 周栄、代表取締役社長:鬼界 友則)を完全子会社化した。

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ピソラは、近畿地方、東海地方及び関東地方の郊外ロードサイドを中心に 58店舗(直営47店・FC11店、25年9月時点)の「ピソラ」を運営。2025 年5月期で、売上72億23百万円、営業利益2億45百万円、経常利益2億46百万円、最終利益1億71百万円。全株式の取得価格は、88億4百万円。他に、ピソラの廣瀨氏と鬼界氏らはピソラの新株予約権を別途所有し、それらも買い取るため、株式取得と合わせて総額95億円となる。譲渡完了は12月1日予定。

さらに、串カツ田中は、代表取締役会長である貫 啓二氏とピソラの廣瀨氏と鬼界氏らに対し、普通株式による第三者割当増資を行い、40億円を調達し、残り55億円は金融機関からの借り入れで調達する。廣瀨氏は20億円、鬼界氏は10億円、貫氏が10億円を負担する。振込期限は12月1日。これにより、廣瀬氏は串カツ田中の株式7.68%を取得することとなり、貫氏とその持株会社(株式会社ノート)に次ぐ大株主となる見込み。

同社は、串カツに次ぐ新事業として育成し、35年に300店舗をめざす。イタリアンファミレス業態でリードするのは「バンサン」で、FCメインで全国で100店舗近くある。「キャナリィ・ロウ」もFCで約50店舗。家族連れに支持される串カツ田中の客層との相乗効果も期待できそう。

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取材・執筆 : 安田正明 2025年9月16日

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