ニトリ、外食から撤退。家具事業の「お、ねだん以上。」は通用しなかった。

 株式会社ニトリホールディングス(東京本部:東京都北区、代表取締役社長:白井 俊之)が、「ニトリダイニング みんなのグリル」など全店を閉鎖して、外食事業から撤退する。

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 同社は「いきなり!ステーキ」のFC加盟をし、自社モールの敷地内に店舗を6店舗を展開していたが、2021年3月に東京・足立区にある環七梅島店を自社ブランドの「ニトリダイニング みんなのグリル」に業態変更して外食事業に参入した。一時は6店舗にまで増やしたが、24年11月17日に「みんなのグリル成増店」「みんなのサンドホームズ川崎大師店」を閉店させ、11月24日に「みんなのグリル環七梅島店」も閉店。これで全ての店舗を閉鎖した。

 チキンステーキは500円でスタートしたが、最後は590円に値上げし運営していたが、人件費・原材料費の高騰に抗しきれなかった。

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取材・執筆 : 安田正明 2024年11月25日

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