「ほっともっと」「やよい軒」のプレナス、MBO成立で上場廃止。株主のご機嫌伺いから解放。

 「ほっともっと」「やよい軒」を展開する株式会社プレナス(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:塩井 辰男)が、創業者の塩井氏によるMBOが11月30日に成立した。東証プライム市場での上場廃止となる予定。

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 同社株41.14%を持つ塩井氏の資産管理会社、合同会社塩井興産が10月17日から11月29日まで株式公開買い付けを行った結果、議決権ベースで89.27%を取得した。

 プレナスもMBOに賛同しており、アフターコロナを見据えると、上場したままでは店舗拡大や業務の効率化といった経営改善が困難との判断となった。

 同社は「ほっかほっか亭」の九州エリアFCだったが、2008年に商標権の問題でほっかほっか亭総本部と対立し、独自ブランド「ほっともっと」を立ち上げた。外食では、定食チェーン「やよい軒」は2004年から展開し、1993年にはタイ・バンコクのエムケイレストラン社と提携しタイしゃぶ「MKレストラン」25店舗を運営している。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年12月2日

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