スシロー、22年9月期決算で営業利益55%マイナス。信頼回復のため、次期も控えめ予想。

 スシローを運営する株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長 CEO:水留 浩一)が、2022年9月期決算を発表。営業利益が101億23百万円、前年比55.8%マイナスとなった。

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 売上高は2813億1百万円、16.8%増。スシロー業態で、国内644店舗では一連の不祥事で2180億58百万円、2.3%増の微増だが、海外89店舗の売上が382億98百万円、125.5%増と好調で全体の売上が伸びた。海外では1店舗あたりの年商は円安もあり、単純計算で4億3千万円と国内の3割アップの売上を稼いでいる。

 セグメント利益ではスシロー国内が88億28百万円、65.8%減。スシロー海外は21億91百万円、前年は損失12億8百万円。信頼回復のため店舗の社員数を増やすと宣言しており人件費増が見込まれるなど、コストアップを想定して、23年9月期は売上高3200億円、13.8%。営業利益110億円、8.7%増にとどまると予想している。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年11月7日

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