キリン、出荷価格6~13%値上げ。育ててきたクラフトビールは価格据え置き。

 キリンホールディングス株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:磯崎 功典)が、10月1日(土)納品分からビール類・RTD・その他樽詰商品・ノンアルコール飲料・輸入洋酒の一部商品の生産者価格を値上げすると5月25日に発表した。

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 店頭小売価格ではビール(一番搾り、グリーンラベル、本麒麟など)や缶チューハイ(氷結など)で6~13%上がる見込み。ジョニ黒12年やスミノフなど輸入洋酒は7~17%値上がる。

 業務用の樽詰ビールやサワーの値上げは、2018年4月の酒類容器回収商品(びん、樽詰)の物流コスト増加による値上げ以来。クラフトビールなど高付加価値型商品は価格を据え置く。

 いち早く値上げを発表したアサヒビールに次いで、キリンビール。サントリー、サッポロビールも追随し、4社とも価格を合わせてくるだろう。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年5月26日

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