タイ屋台999、メニュー製造委託先広げる。CK稼働率落ちたスマイルリンクルとも協業。

 タイ屋台「999(カオカオカオ)」を展開する株式会社カオカオカオ(本社 : 東京都中野区、代表取締役 : 新井 勇佑)が、居酒屋運営の株式会社スマイルリンクル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:須藤 剛)のセントラルキッチンへ製造委託を行う。

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 また、株式会社シコメルフードテック(本社:東京都渋谷区、代表:西原 直良)が運営する飲食店への仕込み代行サービス「シコメル」を使って、一部メニューの仕込みを製造委託する。

 この提携により、「999」店舗では仕込み業務の削減とオペレーション効率化、及び、時間当たりの必要スタッフ人数が縮小ができ、人件費削減と人時売上高アップに繋がる。スマイルリンクルのセントラルキッチンは、稼働率が上がり新たな収益を見込めるだけでなく、居酒屋業態の店舗勤務が難しくなったスタッフのセカンドキャリアを確立できる。シコメルフードテックは、タイ料理という新たな専門領域のノウハウ蓄積ができる。

 カオカオカオは生産から流通、販売まで一気通貫したスマートサプライチェーンを構築する「Farm to Tableプロジェクト」を2021年11月から取り組んでいる。生産・流通・製造・販売の各セクションにおいて他業界のパートナー企業と協業することで、中小の外食企業でもスピーディーにサプライチェーンを構築できるという。さらには、中食・内食にも販路を広げ、フード産業全体の約117兆円市場を狙える。

 「999」は、東京・大阪で5店舗展開している。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年3月9日

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