海帆、35億調達。綱渡りで上場廃止まぬがれそう。

 株式会社海帆( 本社: 愛知県名古屋市、代表取締役社長:國松 晃)が、第三者割当増資と新株予約権で35億円を調達すると発表した。

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 第三者割当で10億円を引き受けるのは、インテリアの五洋インテックス株式会社社長の吉川元宏氏個人。25億円の新株予約権は、投資会社のNAICサステナブル合同会社、海帆親会社のTB1株式会社、海運のSeacastle Singapore Pte.Ltdの3社が引き受ける。

 2022年3月第3Q(21年4~12月)決算で純損失2億56百万円を計上し、7億23百万円の債務超過。解消できなければ上場廃止となる期限は2022年3月31日まで。吉川氏の払込期日は3月28日となっており、ギリギリで上場廃止を回避できそうだ。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年3月3日

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