小僧寿し、「とり鉄」を吸収。持ち帰りが居酒屋を助けた。

 JFLA ホールディングス(旧アスラポート)傘下の株式会社小僧寿し(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 剛)が、同じ傘下で「とり鉄」など居酒屋を展開する株式会社 Tlanseair トランセア(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 剛)の100%株式を取得し特定子会社とする。

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 小僧寿しは、持ち帰り寿し店「小僧寿し」「茶月」や、フードデリバリー店「デリズ」を全国で325店舗を展開し、コロナ禍のテイクアウト・デリバリー人気に乗っている。「とり鉄」「とりでん」ブランドをテイクアウト・デリバリーで提供すると共に、同ブランドのフランチャイズ61店舗を新たなフランチャイジーとして活用できることができる。

 買収金額の3億81百万円は、JFLA グループからの現物出資による第三者割当増資により相殺される。グループ内で持ち帰り業が居酒屋業を救った形となった。

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取材・執筆 : 加藤一 2021年6月15日

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