フレンドリー、全社員の8割から希望退職。親会社ジョイフルもしんどい。

 東商2部で、讃岐うどん「香の川製麺」ほか居酒屋などを関西で展開する株式会社フレンドリー(本社:代表取締役社長:小野 哲矢)が、全社員の8割に当たる110人の希望退職を募ると発表した。同社は、2018年6月に株式会社ジョイフルの子会社となっており、親会社ジョイフル社への再就職支援も行う。

 現在運営している76店舗の約6割が「源ぺい」など居酒屋業態であり、コロナ禍により直営41 店舗の閉店及び、フランチャイジー「キッチンジロー」の2店舗の契約を解除する。今後は28店舗を展開する「香の川製麺」に資源を集中させる。2020年3月期決算では、売上高67億49百万円、最終赤字26億3百万円だった。

 フレンドリーは1954年の創業した、ファミリーレストランとしては草分け的な存在。しかし現在、ファミレス「フレンドリー」は1店舗のみ。

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唯一残る「フレンドリー緑橋店」(大阪市東成区)


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【解説】200店閉店のファミレス「ジョイフル」。
https://www.foodrink.co.jp/foodrinkreport/2020/06/09100651.php

ジョイフル、関西のファミレス「フレンドリー」を子会社化。
https://www.foodrink.co.jp/news/2018/05/15160155.php


取材・執筆 : 加藤一 2020年6月15日

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