業界の実力店がクラフトビールと女性を結ぶ。「クラフト&ロマンス」(東京・吉祥寺/クラフトビアビストロ)

 クラフトビールのトレンドとともに専門店のオープンも続く昨今。実力店もひしめく中、都内でいえば2013年にオープンした五反田の「クラフト麦酒ビストロ CRAFTSMAN」は有名だ。31種という豊富なビールと、和の素材を大切にしたビストロ料理が名物で、運営するのは「プロダクトオブタイムグループ」(東京・品川区 代表:干 倫義氏)。そんな同社が3月9日に「CRAFT & Romance(クラフト&ロマンス)」をオープンさせた。場所は"住みたい街"として高い人気を誇る吉祥寺。コンセプトのひとつが"女性も楽しめる"とのことだが、その狙いとともに店づくりの詳細を紐解いていこう。

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31種のビールは健在。職人が店内で焼き上げるクラフトピッツアをはじめ、料理も50品以上が用意される。

 同社はベルギービールとワインを主体としたレストランや大衆酒場も手掛けているが、クラフトビール業態としては五反田と仙台に続く3店舗目。物件自体は昨年11月に決まり少しずつ店づくりを進めていったが、当初は既存店と同じ「CRAFTSMAN」ブランドでいこうと考えていた。しかし、より吉祥寺というオンリーワンな街に合わせた"ほかにはない店にしよう"という思いが強まり、「CRAFT & Romance」に決定。ちなみにこの「Romance」は恋愛という意味ではなく、「CRAFT=手工芸品」に対しての冒険心や情熱といった想いを込めたものだ。

取材・執筆 : 中山秀明 2016年3月30日

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