高級焼肉チェーンのトラジグループがファストカジュアル業態に進出「東京韓麺」(東京・神田/韓国麺専門店)

 高級焼肉店のブランド力を活かして低客単価の市場を狙うのはトラジグループだけではないが、看板商品の「肉」ではなくサイドメニューの「麺」にスポットを当てたところがユニークだ。肉で価格を下げようとすれば、肉質を下げたり内装コストや人件費を下げるしかなく、ブランドイメージの低下に繋がってしまう。その点、人気サイドメニューをスピンアウトさせれば、ブランドイメージと品質の両方で訴求することが可能だ。そこで白羽の矢を当てたのが日常食としての利用動機を吸い取れる「麺」だったわけだ。

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取材・執筆 : 佐藤清晴 2013年1月6日執筆

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