日本の食の近未来を提案した「銀座シックス」レストラン街。「トリエ京王調布」も好調なスタート!

 2017年も間もなく暮れようとしている。外食全般には総合居酒屋を除いて堅調で、わりと穏やかな一年だったのではないだろうか。しかしその中で、M&Aが活発化し中堅規模の企業が大手に吸収される、インスタ映えするSNS時代のお店や商品がヒットする、健康志向の業態・メニューが伸びるといった、消費者のニーズの変化が起こっている。また、食品スーパーが外食と融合した店づくりをするグローサラントの試みが注目され、完全キャッシュレスの実験店が提案されるといった新しい試みも行われた。商業施設では銀座の人の流れを変えたと言われる「銀座シックス」開業、地下化した調布駅の再開発「トリエ京王調布」などが斬新なレストランのリーシングでインパクトを与えた。(4回シリーズ)

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「GINZA SIX(銀座シックス)」。

 今年も多くの商業施設がオープンしたが、その中でもハイライトは、4月20日に銀座松坂屋跡にオープンした「GINZA SIX(銀座シックス)」だろう。

 地下6階、地上13階のビルで、銀座地区最大の商業施設である。開発と運営は、J.フロントリテイリング、森ビル、住友商事、ルイヴィトン・モエヘネシーグループのLリアルエステート。コンセプトは「Life At Its Best」=最高に満たされた暮らし。総工費は約830億円。

取材・執筆 : 長浜淳之介 2017年12月28日

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