「横丁」と名付けられた商業施設が続々とオープンしている。この背景には、赤羽、立石のような昭和の雰囲気を残した懐かしい飲み屋街を飲み歩く、はしご酒の普及があるように思われる。また、立ち飲みの普及から、見知らぬ者同士が相席になることの抵抗感が薄れ、結果としてさまざまな出会いがある空気感ができていることが、横丁人気を支えているようだ。市場風、バル街風、ビル型、屋台村型など、バリエーション広がる横丁の今を取材した。(5回シリーズ)
大手町駅直結の再開発ビルに三菱地所が提案した酒場街「よいまち」。立ち飲み共用スペース「たまり場」を擁する。
今年2月23日にオープンした、大手町パークビルディングと隣接する大手門タワー・JXビルにまたがる「大手町ホトリア」街区の商業ゾーン「よいまち」は、都会の横丁をテーマとした酒場街だ。