人工知能(AI)と外食。

 熊本地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますと共に、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。長く余震が続く被災地の方々の不安は並大抵ではないと思います。外食には人を元気にする力があります。被災地の飲食店の皆さん、ご自身も大変だと思いますが、周りの方々を是非元気づけてあげて下さい。ランダムトークです。

 人工知能(AI)と外食。
 
 グーグルの子会社が開発した囲碁AIの「アルファ碁」が3月、韓国のプロ棋士と対局し、4勝1敗で人間に勝ったというニュースがありました。AIの進化は目覚ましいものがあります。進化し過ぎるのが怖いので、開発者がわざと1敗させたという説もあります。
 
 AIの進化で無くなる職場が話題になっています。日産自動車は高速道路上をほぼ自動で走行する市販車を8月に発売すると発表しました。トラックの運転手が不要になるかもしれません。
 
 オックスフォード大学が認定した、あと10年でコンピューターに取って代わられ、無くなる職業には、レストランの案内係が挙げられています。iPad で注文出来る飲食店が増えています。シンガポールでライブレストラン等を経営するティンバーTimbreはドローン・ウェイターの実験を行っています。iPadで注文すると、厨房からドローンが飛んできてテーブルまで運んでくれます。

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シンガポールのドローン・ウェイター。

 飲食店でのサーバーの仕事はコンピューターや機械には取って代わられないように思っていましたが、そうでもなくなってきました。ソフトバンクのロボット、ペッパーくんがサーバーになりそうです。まずはアルバイトが不要になるかも知れません。
 
 人間に残されそうなのは感性やクリエイティビティを使う仕事です。サーバー職が生き残るためには注文を聞いて料理を運ぶことではなく、お客様をもてなすコミュニケーション能力が鍵となります。ペッパーくんの愛嬌に負けないようにしないと、ですね。

取材・執筆 : 安田正明 2016年4月17日執筆

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