中国、韓国に海外進出。全席着席店が増加。新展開の中で名物シェフの能勢和秀氏が退社。

 今"俺のシリーズ"に異変が起きている。ミシュラン星付きグランメゾンで働いていたスーパーシェフを次々にスカウト。立ち飲み形式で、フォアグラ、トリュフのような高級食材を用いた料理を半分以下という驚愕の価格で提供し、高回転率で利益を取る「俺のフレンチ」、「俺のイタリアン」、「俺の割烹」などの"俺のシリーズ"。しかし今年に入って空席ができ始め、全席着席の店が増えたり、ニューヨーク進出のはずが中国と韓国に進出、競合店も増え始めたといったように、昨年までの飛ぶ鳥を落とすような勢いが削がれてきているのではないだろうか。フレンチでは能勢シェフらスーパーシェフの退職も相次いでいるが、さらなる成長は可能だろうか。(4回シリーズ)

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「俺のフレンチ」銀座本店。リニューアルされて全席着席となったが行列ができる人気は健在だ。

取材・執筆 : 長浜淳之介 2015年7月15日執筆

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