テーブルチェック、飲食店ユーザーの信用スコアを算定。公表によりノーショー解決へ。

 予約顧客管理台帳システム「テーブルソリューシ ョン」を運営する株式会社TableCheck(本社:東京都中央区、代表取締役社長:谷口 優)が、無断キャンセル・ノーショー問題を解決策としてユーザーの評価を可視化する「TableCheckカスタマースコア」の開発を本格始動すると発表した。まずは、2019年より数店舗で本スコアの有効性測定を開始し、春以降の順次サービス提供開始を目指す。
 
 昨今、オークションやライドシェアなど、サービスの提供者と利用者双方の評価を可視化することで公平性を担保し、両者への利益を創出するなど、スコアリングを活用したサービスが広く普及しているが、飲食業界では、口コミ型のグルメサイトなど、ユーザーが飲食店を評価する一方的な仕組みしか整っていないのが現状となっている。

 「TableCheckカスタマースコア」は、業界初の飲食店利用におけるユーザーの信用スコアを自動算出するサービスとなっている。実際に来店した店舗からの評価や利用実績を信用スコアとして可視化することで、飲食店とユーザーのフェアな関係性を創出でき、マナーの良いユーザーにはこれまで以上に快適なレストラン体験を提供できるようになるなど、双方の便益の創出が期待できる。

 スコアは、飲食店向け予約顧客管理システム「TableSolution(以下:テーブルソリューション)」や予約サービス「TableCheck(テーブルチェック)」を通して得られたビッグデータを解析し算出される独自のもの。ユーザーごとの信用スコアを自動算出し、飲食店とユーザーに公開することで、無断キャンセル・ノーショー問題の解決や、サービス品質の向上、限定特典の提案などに活用できる仕組み。

 たとえば、高スコアのユーザーの場合、人気飲食店で特別席への優先案内や先行予約ができたり、より手厚いおもてなしを受けられるなど、便益の創出や満足度の向上が期待できる。また飲食店では、初めて来店するユーザーに対しても、過去に他の飲食店を利用した時の情報をもとに好みのメニューをおすすめしたり、特別メニューを提案できるなどの期待を上回るサービスの提供や、無断キャンセル・ノーショーを抑止できる効果なども期待できる。

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取材・執筆 : 加藤一 2019年1月29日執筆

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