オンラインデリバリーは伸び続ける。普段食として自宅で利用。

 宅配ポータルサイト『出前館』を運営する夢の街創造委員会株式会社傘下の出前総研が、全国の15歳~49歳の男女10万人を対象に行ったオンラインデリバリーに関する調査結果を発表した。パーティーなど特別な時ではなく、普通の自宅の食事の代替として利用されている。

 総務省の行っている家計消費状況調査によると、2017年からオンラインデリバリーの支出額が伸び始めており、2017年の1ヶ月平均は7,511円で2016年と比較して123.5%増だった。直近の2018年8月、9月の平均支出額はともに前年同月比110%超で推移しており、今後も引き続き伸びていくと見られる。

1. 外食の利用実態
・外食頻度
 1週間の外食について「週に1回程度」以上との回答が47.5%と半数近くありましたが、一方で外食に出るのが面倒な時が「ある」との回答が60.4%。

・外食にかける時間
平日は平均56.0分、休日は平均65.2分と休日の方が平日よりも外での食事に時間をかける傾向にある。

2. オンラインデリバリーの利用状況
・オンラインデリバリーの利用経験
利用したことがあるとの回答は41.5%。半数以上は利用経験なし。利用したことのある100人に利用頻度を聞いたところ、「半年に1回程度」が25.0%で最も多かったが、「週に1回程度」以上利用している人も7.0%おり、「月に1回程度」以上の利用する人をまとめると33.0%となった。

・オンラインデリバリーの利用シーン
1位 自分・家族の食事を休日の夜(16時以降)に自宅で    59.0%
2位 自分・家族の食事を平日の夜(16時以降)に自宅で    40.0%
3位 自分・家族の食事を休日の昼(10時~16時)に自宅で  30.0%
近年増えているホームパーティーでは63.0%の人が「利用したことがない」を回答しており、日常的な食事シーンでの利用が多い結果となった。また、会社でのランチや会議・懇親会などでも80%以上が「利用したことがない」との回答。 

・オンラインデリバリーの利用意向
今後の利用意向は54.1%で、利用経験者よりも多いため、今後市場が伸びていく可能性がある。

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取材・執筆 : 加藤一 2018年11月22日執筆

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