ジェイグループ、コロナ禍で発行のB種株を5億分買い取り 自己資本比率が回復

株式会社ジェイグループホールディングス(本社:名古屋市中区、代表取締役: 新田 治郎)が、2022年2月に資金調達のため、DBJ 飲食・宿泊支援ファンド投資事業有限責任組合に発行したB種株式の内、5億円分を買い取り消却する。

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当時10億円を調達したが、コロナ禍を経て、既存店の積極的な業態転換、高速道路サービスエリア事業などの新規事業、М&Aや不動産売却などを行うことで、収益力が回復し、自己資本が増加させることができ、半分の5億円を消却する。

DBJ 飲食・宿泊支援ファンドは、日本政策投資銀行が主導するファンド。コロナ禍で特に深刻な影響を受けている飲食・宿泊業に対して資本性劣後ローンを活用して金融支援を行ってきた。優先配当率4.0%で発行していた。自己資本比率は、借入当時は1.3%だったが、2026年第1Qでは19.0%に回復した。

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取材・執筆 : 安田正明 2025年8月28日

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