ゼンショー【24年4~6月決算】、売上高5,577億。日本外食初の年1兆円はほぼ確実に。

 株式会社ゼンショーホールディングス株式会社(本社:代表取締役会長兼社長兼CEO:小川 賢太郎)が、 2025年3月期第2Q(24年4~9月)決算を発表。 売上高が5,577億65百万円となり、日本外食企業初の通年売上1兆円をほぼ確実にした。

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 売上高5,577億65百万円(前年同期比23.2%増)、営業利益411億29百万円(61.4%増)、経常利益391億3百万円(59.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益248億71百万円(57.4%増)となった。既存店売上高は、「グローバルすき家」で107.9%、「グローバルはま寿司」で116.8%、「グローバルファストフード」で108.2%、「レストラン」で111.5%、スーパーマーケットなど「小売」で98.4%。店舗数は、543店舗出店、272店舗退店した結果、15,380店舗(FC8,287店舗含む)。

 「グローバルすき家」は、中国・東南アジア及び中南米の店舗も含め売上高は1,459億45百万円(10.8%増)、営業利益は134億22百万円(32.5%増)。「グローバルはま寿司」は、中国も含め売上高は1,171億19百万円(24.8%増)、営業利益は前年2倍の97億19百万円(同97.9%増)となった。

 「グローバルファストフード」は、なか卯・ロッテリアに加え、海外で買収したテイクアウト寿司を含め売上高は1,582億2百万円(59.1%増)、営業利益は前年の3倍近い145億47百万円(同185.6%増)。「レストラン」は、ココス・ジョリーパスタを含め売上高は764億87百万円(11.0%増)、営業利益は54億94百万円(68.2%増)となった。

 原価率が、24年度の45.6%から、25年度44.8%と0.8%ポイント低下している。売上増とともに、巨大なバイイングパワーが働いているようだ。


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取材・執筆 : 安田正明 2024年11月13日

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