米国レッドロブスター、破綻。「エンドレス・シュリンプ」で大損。日本は影響なし。

 米国シーフードレストラン「レッドロブスター」が、5月19日に米連邦破産法11条(チャプター・イレブン)の適用を申請して経営破綻した。

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 コロナ禍、人件費や原材料の高騰、インフレによる外食控えという逆風などにより業績が悪化した。挽回のため、2023年に月曜限定メニューだった「エビ食べ放題 endless shrimp」20ドルを定番メニューに変えたところ、予想以上の集客で1100万ドルの赤字を抱えたという。

 米国では550店舗あり、数十店は閉鎖したものの、残った店舗は破産手続き中も営業を続ける。CEOのジョナサン・ティバス氏は、破産法で負債を圧縮するとともに、1億ドルの新たな借り入れで事業再編を行うとする。

 日本法人のレッドロブスタージャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大塚 啓)は、「アメリカ レッドロブスター」とはフランチャイズ契約を結んでいるが、資金繰り等は日本で完結しており、経営母体が別となり、日本の「レッドロブスター」に対しての影響はないと声明を出した。

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取材・執筆 : 安田正明 2024年5月22日

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